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2003年01月02日

1月2日 渋谷で紹興酒

  実家(四国)に行く妻と娘を東京駅に送っていく。娘は久しぶりに乗る新幹線のなかで盛り上がる。その後新宿に出て寄席に行くか映画に行くか迷うが、「ピンポン」 をやっていたので観る。面白かったが、原作のもつ空虚な感じがあんまり感じられず残念。「オババ」がきれいすぎると思っていたら夏木マリだった。「桜井」を演じて いたひとがよかった。
 夕方、清里フォトミュージアムヤングポートフォリオ展の仲間の同窓会。長野から来たK君、アジアの市場の写真を撮っているNちゃん、赤外線フィルムで美しいヌード写真を撮るHちゃんらと中華料理。Hは旦那と喧嘩してきたばかりで落ち込んでいる。 不安定な生活の不安のなかで作品を撮ることの難しさは共感できるが、聞いているとパートナーと細かいところでお互い引っ張りあっている感じ。本当の表現はどうしたって現実の中からしか生まれてこないんだから、「旦那のために撮るわけじゃないし、自分が撮ることで今を越えるしかないでしょう」という意味のことを言いたかったがうまく言えない。気がつくと紹興酒720ml瓶を8本空けてしまった。相変わらず4人ともよく飲む。その後もつ焼きやでお湯割り。子供がいて生活があるなかで撮ることの大変さは本当に分かるけれど、才能のある人だから、何としても撮り続けてほしい。

投稿者 Ken Kitano : 2003年01月02日 23:45