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2003年01月03日

1月3日 読書

外は雪。独りで家に閉じこもって読書。「資本主義は何処へ行く」(佐和隆光著)と「西行巡礼」(山折哲雄著)を読む。「資本主義は・・」は前半のテーマである 「グローバリズムは世界をどう変えるか」は興味深かった。「ファンダメンタリズム化する市場主義」の項など分かりやすかった。「西行巡礼」は前半の巡礼ととは何かというテーマは何ともタイムリーだった。旅の風景のなかにブッタやイエス、あるいは良寛をまるで直ぐ目の前の個人として、その存在を見つめて、そこに立ち現れる遥かなイメージに酔う。「乞食の果ての断食」など幾つかのエッセイに目から鱗。後半の西行については、私があまりにも西行について知らな過ぎるため読む速度が鈍る。 読み終わってぼんやりと今年四国巡礼の旅に出てみようかと思いはじめる。明確な理由はないが、何となく円環する巡礼の循環の輪のなかに加わってみて風景や人々の背中を見てみたいと漠然と思いはじめた。

投稿者 Ken Kitano : 2003年01月03日 23:45