« 2003年04月 | メイン | 2003年09月 »
2003年05月19日
5月19日 仙台日帰り
大学の先生のインタビュー中の写真を撮りに仙台へ。仙台は本当に近い。「はやて」で大宮から1時間半。
行きの車中で田口ランディーの「聖地巡礼」を読む。行ったところがかなりだぶっているので一応読んでおこうと思って買ったのだ。内容は「スピリチュアル」系の旅であまり共感できない。グループで聖地を訪ねと旅の印象が随分違うだろうなと思った。今どき一般誌の連載で地方ロケをやるんなんて予算あるなぁ「ダビンチ」。農村社会学の先生の話しが面白くてインタビューの後いくつか質問してしまう。日本は都市より農村の方が自殺率が高く、一番自殺率が高い県は秋田県だそうだ。また10歳代以下の死因ベスト10に他殺が長年入っているという話しも驚いた。ほんとに子供を大切にしない国なのだ。インタビュアーのI君はもうすぐ編プロを辞めて1年半の旅に出るという。帰りの車中はずっとその話し。私は大宮で降りたが、彼は東京と米原で乗り換えて今日中に福井まで行くとのこと。お疲れさま。
投稿者 Ken Kitano : 23:12
2003年05月18日
5月18日 フリーマーケット
朝から身体がだるい。気分もなんか重い。
うちの奥さんが近所のフリーマーケットに出店。雨がふらなくて良かった。家を占領する無用なものたちを処分するため価格は全て100円か10円。僕は学生の時に火事にあって持ち物がすっかり焼けてしまってからモノに支配されるのがすっかり厭になってしまい、身の回りは必要最小限のモノにしておきたい人間に変わってしまった。だからモノを処分するのは大歓迎。でもフリマというのは無用なもばかり集まった空間なので気分がだんだん悪くなってくる。帰ってサンダーバードとひょうたん島を見て少し気分がよくなる。早く寝る。
TBSラジオ「日曜日の秘密基地」の伊集院光がギャラクシー賞を受賞した。万歳!
投稿者 Ken Kitano : 23:13
2003年05月16日
5月16日 ボーリングフォーコロンバイン、編集部解散パーティー
恵比寿ガーデンシネマでボーリングフォーコロンバインを観る。劇場で映画を観るのは久しぶり。シャープで痛快。今のアメリカにマイケルムーアという人がいたということをアメリカ人は感謝すべき。カンヌとアカデミーで賞を贈った側の人間も素晴らしい。監督の受賞スピーチでのコメット「ブッシュよ恥を知れ!」に拍手。そういえば今「アメリカの国家犯罪全書」/作品社刊という本を読んでいる。アメリカが中東、中南米、アジア、ヨーロッパ、世界中で行ってきた虐殺、拷問、武力供与の他、国内の特に米兵への人体実験的な殺害事実等が400頁にわたって克明に書かれていて読みごたえ大有り。殺人国家の輪郭が具体的に見えてくる。
渋谷移動して某原宿系ファッション誌の編集部の人事移動のお疲れさまパーティー。途中渋谷駅でお世話になった編集長に贈る花束を紅いバラ作ってもらう。久しぶりに会う人もいて楽しかった。みんなこの雑誌が大好きな人ばかりで嬉しくなった。
投稿者 Ken Kitano : 23:14
2003年05月15日
ポジスキャナーの修理が上がったので新宿のニコンに取りに行く。次回のSPA!(6月掲載予定)は実験的にカラーでも撮影している。デジカメを持っていないのでポジで撮影してスキャンする。京都の舞妓さん芸妓さんの肖像を一枚ずつスキャンして丁寧に重ねていく。でき上がってみると艶やかな着物の色が淡く淡く散っては重なり、晴れやかな綺麗な色彩になった。これならカラーもいける。デジカメ買うか?今月は車検もあるし当分は全然お金ない。どうしよう。他の二つの肖像も制作する。いずれも結構いい。綺麗。こうゆうコンセプチュアルな作品は一貫した方法論が必要だ。これ以上いじる必要がないと思うところまで突き詰めたつもりだったけれど、画面比率の問題やカラーのことなどいろいろ出てくるもんだ。
ポジスキャナーの修理が上がったので新宿のニコンに取りに行く。次回のSPA!(6月掲載予定)は実験的にカラーでも撮影している。デジカメを持っていないのでポジで撮影してスキャンする。京都の舞妓さん芸妓さんの肖像を一枚ずつスキャンして丁寧に重ねていく。でき上がってみると艶やかな着物の色が淡く淡く散っては重なり、晴れやかな綺麗な色彩になった。これならカラーもいける。デジカメ買うか?今月は車検もあるし当分は全然お金ない。どうしよう。他の二つの肖像も制作する。いずれも結構いい。綺麗。こうゆうコンセプチュアルな作品は一貫した方法論が必要だ。これ以上いじる必要がないと思うところまで突き詰めたつもりだったけれど、画面比率の問題やカラーのことなどいろいろ出てくるもんだ。
投稿者 Ken Kitano : 23:23
2003年05月14日
5月14日 ライブ絹2/下北沢リバティー
昼間暗室。夕食を食べて後若手コントライブ【絹2】を観に下北沢リバティーへ。21時からというありがたい開演時間。TBSラジオ土曜ワイド永六輔さんの番組で最近おなじみのPLUSTIC PLASTICS、JJポリマー、Hula-Hooperが出演。それぞれ15分の演劇長編的コント。ゲストのブッチャーブラザーズは最高に可笑しかった。これで2000円は安すぎ。次回は12月だそうだ。帰りにライターHさんとビール。
投稿者 Ken Kitano : 23:24
2003年05月05日
5月5日 過疎と高齢化の集落を訪ねる。静岡県水窪町門桁。
昨日の朝4時半に自宅を出発。東名袋井インターから天竜川の支流気田川沿い登って1時間半。深い深い山あいに川沿いに少しだけ開けた門桁集落。ここ出身の田村さんのお世話で今回ourfaceの取材をさせて頂く。五月晴れに新緑がまぶしい。一休みして昼前から田村さんと家々を訪ねる。最初に訪ねたお宅は60代のご夫婦。ご主人はこれから山に入って鹿を撃ちに行くという。(撃った鹿のお肉を夕食の時に刺し身で頂いた。美味かった。)2軒目のおたくは中学生の男の子がいたが、10代の子供がいたのは後にも先にもここ一軒のみ。この後は年配のご夫婦におじいさんお祖母さんの家が多い。そのおじいさんお祖母さんが元気がいい。山道や斜面の道を毎日歩いているからだろう。夜にお邪魔したSさんは狩猟組合長で今日の猟にも出たそうだがなんと80歳だった。お顔はどうみても50代後半位にしかみえなかった。しかし見事に若い人がいない。時々子供ずれを見かけるのだが、連休を利用して里帰りしている息子や娘で普段は都会にすんでいるひとばかり。小学校もついに生徒が0人になって廃校にする話しもあるという。りっぱな校舎なのにもったいない。典型的な過疎と高齢化を見ている感じ。産業的には椎茸とお茶の栽培を少し。年金がこうした人々の生活を支えていることを実感。
夜、酔ったSさんがこの土地はコダマサマの信仰があって、コダマサマはコノハナサクヤヒメなんだという。面白いなあと思って聞いていると「コノハナサクヤヒメが十二単を着ている」とか。十二単とコノハナサクヤヒメはいくらなんでも時代が違う。勝手というかいいかげんで面白い。
翌日水窪から上に登って松川ICへ。途中いくつも峠を越えて渓谷沿いのアップダウンが気持ちいい。中央道は予想通り大渋滞で結局8時間半かかって帰宅。
投稿者 Ken Kitano : 23:25