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2004年08月31日

8月31日 華氏911

 昨夜、夜中に娘が「耳が痛い」と泣き出す。相当痛いらしい。夏休みの「遊び過ぎ」の揺り戻しがここ数日涼しくなって一気に来たようだ。(大人も少しだるい)座薬とアイスノンをするが30分おきに痛みを激しく訴える。こうゆう時は本当にどうすることも出来ない。そばにいる。外の台風の風の音も気になって朝まで眠ろうにも結局眠れずに。一番に病院に連れていくと風邪だった。中耳炎をやっているので耳に来たとのこと。
 ぼーっとしながら銀座へ。現像のテストをみて本番待ちの間に映画「華氏911」へ。立ち見だった。映画は前作の「ボーリングフォーコロンバイン」の方が面白かったと思う。面白いと言うのは見応えとゆうことと同時に、「ボーリング・・」は「アメリカってこうゆう国だったの!初めて知った」という映画だったが、「華氏911」はたぶんアメリカ人が自身で「おれたちの国ってこうゆうことしてるの!?」と知る映画だと思った。というのは日本ではすでに我々がメデイアで比較的よく目にしている「すでに知っている」情報や言説が多かったから新鮮味に欠けた。そうゆう意味で「前作の方が・・」と思った。アメリカの選挙には力になるのかも。一番印象に残ったのはアメリカ国内の目もあてられないような貧しさ。日本含め外国向けにはアメリカの貧富の実質をもっと伝えるともっといいのに、より広いものが見えるのにと思った。日本もこのままだと教育、医療、文化・・あらゆることがまさにアメリカのように二極化、差別化が進む社会に進もうとしているのだから。そっちの方もリアルだ。悲惨だ。知っておいたほうがいい。
 帰宅すると娘はまあまあ回復していた。明日から出張なので安心した。
 

投稿者 Ken Kitano : 2004年08月31日 20:53