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2004年11月13日

10月12日 らくだ

 免許の書き換えで府中試験場へ。番号にしたがって館内をベルトコンベアーのように手続き窓口に進む。物になったみたい。いつもそうだけど思考が停止する。視力検査で前回より明らかに見えなくなっているのを実感。一度医者に行ったほうがいいかなぁと思う。さらに2時間講習。2時間も何を聞かされるんだろうと思ったら主に飲酒の罰則強化と新に11月から運転中に携帯電話を使うと違反になることになったことの講義だった。退屈でないわけがなく、つい斜め前の惚れ惚れするようないい形のスキンヘッドの男性の頭を飽きずにずうっと見てしまった。後半は酒気帯びによる事故の映画。レポーターとして東海林のりこさんが出演していた。東海林さんの声はやっぱり説得力がある。酒飲んで運転しちゃいけないよ。絶対。
 カラーサイエンスラボの石島さんから電話があり写真集用のプリント第2段があがったというので宝町に向かう。微妙なコントラスト調整をしてもらって何枚か再度焼いてもらったらバンッ!といい焼きになった。と〜ても微妙な調整で急にプリントからイメージが垂直に立ち上ってくるような強さが出るからさすが石島さんだ。
 夕方読売ホールで落語東西研鑽会。鶴瓶さんが師匠の十八番の「らくだ」1時間15分の大ネタをかけるとあって客席にも緊張感が漂う。著名人らしい顔がちらほら。「らくだ」、聞き応えありました。隅々までデティールがある。それにテレビでは絶対聞けない関西弁。刃物のような切れ味と重量感のある言葉の応酬。もっと聞いていたい!と思った。今日の演目は「らくだ」の前は「鯛」柳家はん治、「天王治詣り」桂雀三郎、「浜野短随」三遊亭円楽。すべて人か動物が死んで弔う噺。凄い会だった。聴けてよかった。ここのところ体調も気持ちも下がり気味だったけど不条理な噺、救いようのない噺を聴いていたらなぜか軽くなった。

投稿者 Ken Kitano : 2004年11月13日 01:18