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2004年12月23日
12月22日 忘年・忘年・忘年・・
忙しかった11月に引き続き12月も忙しくなるだろうと覚悟していたら、全然仕事が入らない。相当ひまな年の瀬である。率直にやばい感じである。おととい電話で話したケラ!のカメラマンのカジイさんは猛烈に忙しそうだった。同業者とは思えないくらいの違いである。仕事はないけど忘年会はやっぱりあって、ここのところ連日である。基本的に飲むのは好きなので、朝起きたとき「胃が疲れているかも・・」なんて思っていても夜はニコニコ飲んでいるのである。今日は雑誌シアターガイドの忘年会。今年は編集部のKさんを落語の世界に引き込んでしまった。そして Kさんはどっぷりはまってしまった。来年も部内に演芸派閥を少しずつ広げる活動を地道に続けたい。ADの大野さんに大井町と中野にびっくりするくらい新鮮なモツを食わせる店の話をきき、行きたくなる。I社長はコの字カウンターの話になると即座に神保町の「兵六」の名前を挙げる。さすがである。やっぱり「呑み」の大先輩である。一昨年清里でお会いしたカメラマンの高橋俊子さんとも再会。
終電に間に合うつもりが新宿駅の改札からホームまでが人がいっぱいで進まず遅くなる。結局中央線国分寺から西武線に乗れず、寒い中歩いて帰る。寒さと根拠不明の誘惑に負けてすきやで牛丼を食う。胸焼け。
投稿者 Ken Kitano : 15:22
2004年12月18日
12月17日 喫茶店のナポリタン
一昨日から出張中だった。朝9時に沼津のホテルを出て足柄峠へ。神話の連載の撮影して家に着いたのが夕方4時。三日間で1000キロ近く走る強行軍でくたくた。どうしようかなと思ったけど夕方編集プロダクションH社の忘年会に行くことにする。場所がなんと赤羽の純喫茶。純喫茶で飲み会なんてどんな忘年会なんだと思ったらライターのOさんの実家だった。赤羽駅前の商店街は素敵なコの字カウンターの飲みやが何軒もあり大変に魅力的である。濃く深い感じがよい。よっぽど一軒飲んでから行こうかと思ったけどガマンして純喫茶Bへ。着くと店内は完全に昭和であった。お世話になった 社長の舟木さんや和西さん、葛原さんらと飲みつつ。先輩のカメラマンの小川さんとも久々にお会いする。いろいろな料理がすでに並んでいたけど、「店のメニューもなんでも作ってあげるよ」とOさんが言うので、喫茶店のナポリタンが無性に食べたくなってお願いする。出てきたケチャップべたべたのナポリタンはやっぱりウマイ。他の料理の味を凌駕するインパクト。改めて食べるとこれをおかずにご飯が食べられそうだ。でも赤ワインには微妙に合うような合わないような。
作り方を聞いた。
喫茶店のナポリタンの作り方…
1、フライパンに油をしき、タマネギ、ハム、ピーマンをおいて火にかけ炒める。2、火がとおったらゆでた麺を入れて炒めて塩、胡椒、ケチャップ。(ちなみにお店では普段、予め麺をゆでてオリーブオイルを絡めて冷蔵庫に入れてあるという。だから注文してすぐ出てくるのだ。知らなかった。びっくり。)3.仕上げに味の素と最後にバターを少しからめてできあがり。
ポイントは最後の味の素。エッて思ったけど、Oさんによると「味の素を入れないとお店の味にならないのよ〜」とのこと。人喫茶の味って味の素が決めてだったのか!
投稿者 Ken Kitano : 19:09
2004年12月14日
12月13日 寝てしまう。
「公園に来ている親の肖像」で「育児と小子化」の原稿書き。資料を読んでいると日本の小子化対策が遅れているのが分かる。次回政府の「新新エンゼルプラン」のための現状分析について書かれた小子化社会白書の部分を読むと、子育ての難しさが単なる保育所不足だけではなく、若年者の高い失業率対策、再雇用、小児医療、母子家庭支援、良質な住宅環境etc・・、社会全体で子育てを支援する必要を多岐に渡ってうたっていた。これらがみんな実現すると大変に心強く将来に対して明るい国になりそうな内容だが、現実として83兆円の社会保障給付費(2003年度)のうち育児・家族関係はわずか3.8%。高齢者関係がその7割を占めるのが実情。我が家などは日々感じるのだが、子育てをすること自体がマイノリティだという実感を裏付ける数字だ。こうした経済から見た視点もour faceにもっとあってもよかったかともほんの少し思った。
7時からテレビでアニメのブラックジャックを娘と見る。食後に神足裕司さん著の「誇大毛想…ハゲがハゲを相手にハゲを語り尽くす」を読む。めちゃめちゃ面白い。娘を寝かしつけてから仕事をしようと、娘の隣に横になって「怪傑ゾロリ」を読み聞かせていたらいつの間にか寝てしまった。普通に朝までよく寝てしまった。まずい。
投稿者 Ken Kitano : 09:59
2004年12月10日
12月9日 ゴールデン街
午前中、保育園のお楽しみ会に行く。子供たちの劇や歌に親ばかマインド全開で感動する。立派だったよ君たち。夕方東京駅八重洲口へ。昨日串揚げと日本酒の「かわせい」の大将から電話があり「今週で店を閉めることになりました」とのこと。最後に一杯だけでもとひとりで飲み行く。常連客で一杯だったけどカウンタでビールと日本酒。串揚げははんぺんと海老としいいたけ。うまい。いい店だったのに残念。大将も明るく振る舞うものの、気を落としている感じがして、こうゆう日は次々に惜しむ客が来るから早々に礼を言って店を出る。丸ノ内線で新宿御苑へ。フォトグラファーズラボラトリーの平林さんと合流してゴールデン街のK へ行く。ゴールデン街は久しぶり。写真家が飲みに来るKで以前助手をしていた寺崎誠三さんの写真展をやっているのだ。店内は有名な写真家や編集者の名前の書かれたボトルがならぶ。天井には展覧会や写真家のポストカードがぎっしり貼ってある。濃い空間。隣になった人形作家の井桁裕子さんと肖像の力について話し込む。今日ははしごはせずに早めに帰宅。
投稿者 Ken Kitano : 16:25
2004年12月08日
12月6日 接客される一日
午前中「弁護士の肖像」の原稿を書いていたら、玄関に誰か来た。Y新聞の勧誘だった。名前も名乗らない。ビール券と洗剤か何かをやるからどうだ、取れ、って感じの恐ろしく感じの悪い男だったのでとっとと帰ってもらう。午後、車で都心へ。途中高井戸のオートバックスでETC取り付けの申し込みをする。ETCは自分がいつ、どこへ走ったか履歴を管理されるのがいやなので今まで着けなかったが、先日鴨川の佐藤さんに「そんな情報を利用するくらい頭が良かったら高速道路は赤字になってないよ」と言われて納得。それでなくても我々はすでに料金所ですべての車のナンバーを記録されているのだ。特定区間の割引などを考えたら割合早く元が取れそうなので入ることにする。取り付けに1時間くらいかかるらしく夜に工事の予約をして新宿へ。現像出しをしてメキシコにポートフォリオを送るために国際郵便M社の窓口に行く。お姉さんが何だか知らないけれどひどく困った感じで料金やら日数を調べてくれる。結局「1万円です」と言われ他所に行くことに。次に行ったO社も物凄くおどおどした頼りなさそうなお姉さんが、出てきて、愛想も何もなく、だしぬけに「中を開けて下さい」言う。テロもあったし慎重なんだなと思って包装をはがして中身を見せると、何も言わずに奥へ持っていこうとする。「調べるなら目の前でやって欲しいんだけど」というと、泣き出しそうな感じで立ったまま奥のボスに何か聞いている。結局「商品サンプルの扱いになるので1万円くらいです」とのこと。インクジェットの写真を束ねたものがなんで商品サンプルなんだと思ったが、困った顔のお姉さんを相手に文句を言っていても仕方がないので郵便局へ。結局郵便局ではemsで遅れるというので2400円ですんだ。前のところで包装をはがしたのでガムテープを借りて補強するとわずかに2キロを超えたので、テープを少しはがしてぴったり2キロにしてくれた。親切なお姉さんだった。
小滝橋の窓社へプリントを届けてから都庁の地下のパスポートセンターへ。更新の手続きに。以前取得した立川の窓口はぶっきらぼうで融通が利かず、感じが悪かったので覚悟していったら、にこやかでてきぱきしていて、説明も分かりやすくとっても感じのいいおばさんだった。今日は民間の気分の悪い接客と感じのいい役所の接客にあった。数年前なら逆だけど変わったものだ。帰りに寄ったオートバックスのお兄さんは親切で説明もわかりやすかった。ただいつも思うのだけど店内に「走り屋系?」の音楽を流しつづけるのは落ち着かないのでやめてほしいと思う。待合室の居心地ももう少し良くしてもらいたい。帰って清野栄一さん著「RAVE TRAVELLER-踊る旅人」(太田出版)を読む。旅人の寒さや重たい息遣いなんかが伝わって来る文章に惹き込まれる。バイク便と舞妓さんの原稿を書かなければ。
投稿者 Ken Kitano : 09:30
2004年12月06日
12月5日 風邪
完全に風邪をひいてしまった。頭はぼーっとするし寒いけど熱を計ると36度2分。平熱が低いせいか体調の割には体温が盛り上がらない。盛り上がらなくて一向にかまわないのだが、外の気温は夏だ。25度だって。12月だぜ。こんなときに家に籠るのはよくないと、駅前の豚カツ屋さんに生姜焼き定食を食べに行く。外を歩くのがあんまり気持ちいいのでこのまま旅にでたいという衝動に駆られるが、伊集院光のラジオを聞きながら帰りましょうと、自分をなだめて家で弁護士の肖像の原稿を書く。
投稿者 Ken Kitano : 12:06
2004年12月05日
12月4日 清里
雑誌で車の撮影のために清里へ。美術館と車の企画で思いで深い清里フォトアートミュージアムへ。
天気は薄曇りで車の撮影には最適。車の撮影は光沢があって写り込むのでピーカンだとかえってよくない。それにしてもこうゆう普通の仕事で清里に行くというのも不思議な気分。急なお願いなのに快く協力して下さった広報の小川さんありがとうございました。直線的なコンクリートとガラスの美しい建物を背景に優美な曲線のスポーツカーのフォルムがマッチしてよい。建物と反対側だと森と山並が背景になってこれもよい。木々のボンネットへの写り込みもキレイ。ついでに館内のホテル、温泉浴場なども見せていただく。はじめてみたが綺麗な部屋だった。部屋からの眺望がすばらしい。どの部屋にも小さなテラスがついていて外の景色と空気を味わえる。(一階の屋上が池になっていて二階、三階の客室からはその池と山並みだけが見える設計)この部屋で二食つき(夜はフランス料理のコース)で9000円は安い。今開催中の「クラブパライソ」はコレクションからのセレクトで構成されている企画展。ベレニースアボットはやっぱりいい。それにしてもいい美術館だよなぁ。もっと宣伝してどんどん人に美術館に来てもらわなくては。帰りがけに東京から到着された館長の細江英公先生にご挨拶する。
帰ってから夕方近所のさっちゃんのアトリエへ。昨日からはじめた新しい展覧会(さっちゃんは毎月自宅兼アトリエの美術研究所で展覧会をやっている)だが自分でしっくりこない部分があるので今週また内容を変えようと思っているといっていた。来週末また来ることにしてさっちゃんの研究所から雨の中歩いて銭湯へ。大きいお風呂にゆっくり入ってワインを買って帰る。今週も忙しかった。風邪を早く治そう。
投稿者 Ken Kitano : 05:09
12月2日 旧交を暖める
昼飯は西新宿のもうやんカレー。はじめてはいったけどうまかった。昼はバイキングで4種類のカレーを少しずつ食べた。トッピングもいろいろありよい。マンガがたくさんあおいてあり、お酒の種類も多いのでランチタイム以外の時間にもまた来たい。ちょっと食べ過ぎた。
今日は細かい予定がいっぱい。現像屋→飯田橋で納品、打ち合わせ→扶桑社で打ち合わせ→高田馬場(株)セルートでバイク便のライダーさんのインタビュー(以前撮影したourfaceの追加取材)→神保町でケラ!編集長の松村さんらと居酒屋で合流。松村さんの他にも元ケラ!編集部のOさん、Fさんがいてびっくり。久しぶりの再会で盛り上がる。ケラは原宿ストリート系の雑誌なのに松村さんとは一緒に落語に入ったりホッピーを飲みにいったりいろんな話ができて楽しい。松村氏は編集から広告部にいったり、制作に行ったり、いろいろ巡り巡って結果的にまたもどって編集長になって、よかったね。
投稿者 Ken Kitano : 04:24