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2005年07月20日

7月19日 日記復活

写真集が出版されてからすぐにトラブルで日記が更新できずいた。
思えば日記以外にもウエブで更新すべきところがあちこちある。いいかげん自分でやらないとと思い、久しぶりにDreamweaverのテキストを読みはじめた今日この頃である。先は遠い。

本が出てから、豊中の友長さんのお陰で大阪で写真展が始った。徐々に本の反響も頂くようになった。新にいろいろな方にお会いしたし、いろいろ感じたこともあるので書くべきことがたくさんあるような気がするが、思い出せないので、明日以降徐々に書いて行くことにする。

7月17日の朝日新聞書評で都築響一さんが取り上げて書いて下さっていた。さすが見巧者だなと思った。(大変おこがましい言い方ですみません。)本を見ていない読み手に、イメージの階段を一歩も二歩も登らせるような書評に思えたからです。『our face』は言葉で説明すると難しい写真。今まで出た書評の中には「どうゆう写真か」を説明するだけで字数が尽きるようなことが結構あったから特にそう思えるのかも。正直、嬉しかった。
この仕事は一枚の写真を見てもらうのにも何段階も必要みたい、と最近思う。基本的には写真だし、どう見てもらっても構わないのだが。ましてや全体の構造をイメージしてもらうには読み手に何段階も階段を下りてもらうようなことなのかもしれない。基本的には写真だし、どう見てもらっても構わない。でも時間をかけていろいろな言説が積み重なるとしたらそうゆうのを期待したい。意外だったのは仏教的な視点で見てくれる人が結構いたこと。そうゆうひとは階段を何段か飛ばして一気に進む。ひとつのこととして「個と世界」を見るようなところがあるみたい。先日取材を受けた共同通信の方のも般若心経の話から始った。高野山のあるお寺さんがまとめて本を注文して下さった。そういえば今までも普段写真やアートと接点のない方が真っ先に興味を持ってくれた。

朝日の記事を読んだ何人かの知人から連絡をもらった。書店さんの注文も少し入ったみたい。ヨカッタ。

投稿者 Ken Kitano : 2005年07月20日 10:49