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2006年05月24日

5月23日  暗室

 午前中取材用資料作成とメール。今度撮影する舞台の台本を読む。
 曇った天気で湿度を含んだ風がずうっと吹いていて気持ちがよい。夕方から暗室。our face 鴨川の漁師さんのアナログ再プリントの続き。10人重ねるのに2時間ペース。寝不足だからミスをしないように。
夕食は冷や奴ときんぴらときゅうりのサラダ。夏っぽいものがしみじみおいしい。食後ビデオで録っておいたNHKの「笑いが一番」を観る。大好きなトリオ「だるま食堂」をテレビで観るのは初めて。短時間だけどウケてた。この人たちのライブでの粘着力と緩急の差はすごいので、またライブに行きたい。娘は大好きなパペットマペットにウケていた。結構ブラックだよな。
 資料読んで、吉川潮の「江戸っ子だってねえ〜廣澤虎造一代」読んで寝る。なんだか今週は演芸色が濃い。

投稿者 Ken Kitano : 09:05

5月22日  写ってないよ

  頂いたチケットで新橋演舞場に歌舞伎を観に行く。久しぶりの歌舞伎。(むろん家族には仕事と言って来ました。ちょうどいま歌舞伎関係の仕事もしているので、仕事の参考にというのは事実です。)平日の昼間に演舞場の一階席にいるというのは、後ろ指を指されているような心持ちだ。(かたぎの仕事をしている人間の来るところじゃないですね、と袴田さんが言っていた。)吉右衛門さんの「夏祭浪花鑑」。近松の凄惨な親殺しも吉右衛門さんがやると、爽やかさとおかしみと、そして重量感がありました。鮮やかで哀しかった。ドシロウトなりに楽しみました。観終わって、お茶を飲もうと東銀座を歩いているとライターの橋本真理さんにばったり。他のひとが仕事をしている時間ということを実感。気恥ずかしい。
 袴田さんと新書のことで話して解散。サカタに現像出し→銀一にウェハーのバンクの修理出し。新宿に移動してクリエイトでネガ現を受け取ったら、写っていなかった。連休中に撮影したランドスケープシリーズのブロー二のカラーネガのうちかなりが未露光に近い状態。原因不明。カメラのシャッターの問題か、極端にNDで露出を落とすのでTTLが機能しないででたらめな露出がでてしまうのか。不可解なのは、同じ機材を使っているのに、ここ最近急にこうゆう現象が出るようになった。原因を精査しなければならな。自分に不愉快。撮影したのは既に3回撮影していて、毎回なんらかのトラブルでだめになっている品川と浅草のスポット。もしかして場所が原因?そんなわけないよな。
 帰ったら資料とチェックして戻す書類がどっさり届いていた。朝までかかって目を通す。

投稿者 Ken Kitano : 08:30

2006年05月23日

5月18日 今井さんとホッピー

昼間は暗室。カラーでアナログプリントの試し焼き。カラーは完全暗室なので所作にいつも以上に時間がかかる。
たぶんあんまりぱっとしないだろうなぁ、と予想しつつ作業する。まずはやってみないと何も分からない。
夕方高田馬場へ。「シアターガイド」の前編集長の今井さんを囲んで「とんちゃん」でホッピーを飲む。その前の編集長だった市川さんも久々にご一緒で終電まで楽しく飲みました。

投稿者 Ken Kitano : 09:22

2006年05月13日

5月12日  二日連続徹夜

二日連続の徹夜明けの二日酔い。ボーーー。
午前中ふ〜ら、ふ〜らしながら暗室へ。芸人Sさんの写真を焼く。
午後納品→打ち合わせ→ラボ→納品、打ち合わせ。
最後は飯田橋で10時。いろんな用件がやっと片付いた。
帰って寝る。

投稿者 Ken Kitano : 11:01

5月11日   朝帰り

焼き上がったプリントを整理して裏に著作と日付のシールを貼って納品の準備。杉並堀内カラーに現像をピックアップしてから代々木に納品。長く抱えていた仕事を納品して一安心。中野新橋で入ったラーメン店のカタヤキソバはうまくなかった。
カラーサイエンスラボ。8月にPGIでやる写真展のDM原稿用のラムダ出力をチェック。トーンがうまくでない。難しくて3回もテスト出力をしてしまった。
夜、こんどこそWさんらの会社設立パーティーへ。懐かしい面々と再会。3時まで飲む。中央線沿いの人でタクシーに乗る。甲州街道を走っていて、四谷から新宿へのトンネルの手前のところで、カメラマンの一色さんが「トンネルを行かないで御苑の方に行って下さい」という。「何で?」と聞いたら、「だってトンネルきらいだから」だって。だからって金払って遠回りするの止めようよ。意味わかんないよ。

投稿者 Ken Kitano : 10:45

5月10日  暗室

昼間渋谷で芸人のSさん撮影。小雨が降り始めるなか撮り始める。雨のなか透明なビニール傘を絡めて撮ろうと思っていたら、みるみる晴れて来た。日が射してもビニール傘からみで撮る。Sさんが「なんか工夫したいですね」と言うので、いろいろやっていたら、最終的にビニール傘を Uの字型に折り曲げて、ぐしゃぐしゃの傘を晴れ空のもと不気味な笑顔でさしてもらう絵にまで行き着いてしまった。ま、これもありか!?
帰宅して雑務をこなして暗室へ。先月撮影した伊勢神宮を俳優のKさんが巡る旅の写真を焼く。納期に余裕があったので後回しにしていたら、締め切りぎりぎりになってしまった。当面はウエブ用なので、朝までかかってキャビネで40カット焼く。完徹。

投稿者 Ken Kitano : 10:35

5月9日     ペリーさん

朝起きた時、ふとんの中で「今日何着ていこう?」とつぶやいたら、となりでうちの奥さんがすごくびっくりして「どうしたの!?急に!」と言った。聞いたら「きょうも生きていこう」と聞き違えたんだって。そんな朝から太宰ちっくな独り言いいませんよ。

昼、渋谷セルリアンタワーホテルにてペリー荻野さんと「CIRCUS」編集部Iさんと会う。「CIRCUS」でテレビの連載コラムをペリー荻野さんに依頼したいというので、Iさんにぺりーさんをお引き合わせする。ペリーさんは久しぶりにお会いしたけどちっともお変わりなかった。時代劇のことや京都の撮影所の話などを楽しくおききする。またホッピーでものみましょう。
一本雑誌の撮影をして一旦帰宅。夕方飯田橋へ。最近会社を興して編集プロダクションを作ったWさんたちと飲む。というか会社設立のパーティーの日にちを間違えて行ったことに、近くで気づいたのだけど、ついでだから成り行きで飲むことにした。おばかな成り行きだけど、かえってじっくり話せてよかった。

投稿者 Ken Kitano : 10:18

2006年05月07日

5月6日 ひとりでできた!

キッチンに置くテーブルを買いに家族で吉祥寺、西荻に行く。最初に入った五日市街道沿いの中古インテリアショップで、くたびれているたけど、ちょうどいい大きさのテーブルを見つける。久々に西荻の街を歩く。しっかりとした佇まいでいろいろな店が普通にあるのが気持ちのよい街だ。選べないので「仕方なく入る」店しかない街というのは、やっぱり寂しいしワビシイ。結局最初に入った店でテーブルとイスを購入。
夕方娘と銭湯に行った。娘は一人で入れると言い張るので(いつもはうちの奥さんと一緒に入っていたが)、初めて一人だけで女湯に挑戦させることにした。やや緊張してのれんをくぐったが、きちんと入れたようだ。番台のおばさんもちゃんと体を洗って上手に入っていましたよ」と言っていた。娘は得意満面だった。今後は学校から帰ってひとりで銭湯に行くようになるかもしれない。
買って来たテーブルで夕食。うちは古い家を借りていて、畳の部屋しかなかったので、テーブルでイスに座ってご飯を食べるというのは画期的なこと。早速テーブルとイスで晩ご飯を食べたら、焼き魚とそうめんだけだったのに、不思議と夕食が盛り上がった。

投稿者 Ken Kitano : 10:53

5月5日  痛飲

北野家としては大変珍しいことに3人の兄弟たちの家全員参加でバーベキューをした。総勢大人6人、子供5人。日頃いろいろあっても、これだけメンバーが揃うと、勝手に遊ぶ組み合わせができて、何となく”丸くおさまった”感じ。
 夜編集IさんとK先生と打ち合わせ的飲み会。大混雑の東京駅から有楽町に逃れて飲み始めたのが7時半。12時までウィスキーボトル2本を痛飲。

投稿者 Ken Kitano : 10:44

5月4日  撮影

今日も撮影に行く。昔だったら(今思うと)いくらでも時間があったけど、今はほんとに撮影の時間をつくるのが難儀だ。以前東京のランドスケープを撮っていたころ(10〜15年前くらい)は、いいポジションをみつけて昼からよるまで6時間くらいシャッターをあけて撮影したりしていた。そうゆうコンセプトの写真だからだけど、それにしてものんびりしていたものだ。一日一カット(それもリスクのある状況でうまく写っているか分からないのに)しか撮れないのに、その日なんだか”写真を撮ったこと”に満足感を覚えて家路につく余裕が、(今思うと)あった。最近はそうゆう分けにはいかないので、ちょっとでも時間を見つけてはまめに歩いて撮るしかないですね。
  というわけで12年ぶりくらいでお台場海浜公園にいってみたりしたけれど、風景も人の感じも変わってました。ぐるっと360度、対岸も含めてとにかく高層ビルが増えた。人は外国人が増えた。また以前は若者のひっそりおでかけスポットだったけど、家族連れや年配の人も多かった。注意力散漫な休日の人々に三脚をけ飛ばされたり、手すりと間違ってつかまれないようにヒヤヒヤ注意しながら撮影しました。

投稿者 Ken Kitano : 10:29

5月3日  撮影

いろいろとやらねばならないことは溜まっているんだが、今日と明日は撮影に行く、と決める。
一年に数日しかないようなさわやかな晴天。緑がみずみずしい。機材を積んで車ででかける。近所のドトールが一緒になっているスンタンドで給油してコーヒーとジャーマンドックを買う。ここは給油だけしい来た人にも「ご一緒にコーヒーはいかがですかぁ?」などとファストフードらしく声をかける。そうゆうマニュアルになっているようだ。でもコーヒーをだけ飲みに来た人に「ご一緒にガソリンはいかがですかぁ?」とは聞かないようだ。当たり前だけど。
品川から葛西にかけての湾岸地区をほっつき歩く。いい写真がとれたかどうか定かではないが、とりあえず気分がいいです。

投稿者 Ken Kitano : 10:21

5月2日 紀伊国屋ホール「笑いの交差点」

打ち合わせのはしごをして夜紀伊国屋ホールに駆け込む。木村万里さんプロデュース「笑いの交差点」。パントマイムと漫談(?)の松本ヒロ(大好きです)、オオタスセリ、上方から姉様キングスら。トリはペーソス(受けてました)。紀伊国屋ホールということと、永六輔のラジオリスナーが多数と思われ年配の方が多かった。その中に下北沢系やビバリーリスナー的観客がちらほらという感じ。年配の人は、いわゆるテレビで見る笑いとも違うし古典的なホール漫才やコントとも違うタイプの笑いの連続に、「ワタシここで笑っていいいのかしら?」という周囲をうかがうようなフンイキが濃厚。そこがまた面白かった。ペーソスの最後の方はそれが押さえきれなくなって、ついに爆笑になっていた。
終演後袴田氏と中野坂上の加賀屋でホッピー。

投稿者 Ken Kitano : 10:07

2006年05月01日

5月1日  暗室へ

 3月まで震えるくらいヒマだったのに、急に忙しくなって、気がつけば連休に入ってしまった。
撮影、原稿、暗室と息を着く間もなかったけれど、昨日の「コの字」のコラムを入稿して一段落。急に「ザベストマガジン」からコラムの依頼を頂いた。旧知の編集者だったが今までは写真だけで原稿を書くのは初めての編集者&媒体だった。テイストがあっているか心配だったけど、夜半に一部の語句を直しただけの戻しがあってひと安心。
 連休前だからいろいろ集中しする。少々寝る時間がなくても、ヒマなのに比べたら忙しくても仕事があったほうが5000倍くらいいです。今日は溜まっている仕事のプリントを焼きに暗室に行きます。天気がいいので撮影に行きたくて仕方がないが、連休前半は仕事優先の予定。個展の準備はほぼ予定どおりだけど、気になって仕方がない。
 
 大阪のギャラリー176友長さんから内野雅文君の個展の案内をもらってびっくり。
5月12日〜23日  「車窓から」
5月27日〜6月13日「うりずん〜沖縄先島」
7月22日〜8月8日「空と海への巡礼」
9月23日〜10月10日「野ざらし紀行」
(すべて水木休廊、12〜18時まで最終日は17時)
ギャラリー176 06-6866-2271 阪急服部駅と補1分

年内に4つも写真展をやる。友長さんに電話したらさらに年末に「ケイタイと鏡」と「アイドル」もやることにしたそうだ。全部で6つ。これじゃ回顧展だね。友長さんというひとは実に大陸的というか、普通に大きいことを考える人だ。中国で映画の勉強をしていたせいだろううか。内野君は「回顧展」にあわせて図録を作るらしい。楽しみだ。全部見に行きたいけど、遠いからどうなるか。若いけど内野君みたいな一人の作家の仕事を継続的に見せてゆくというのは、実にいいと思います。

投稿者 Ken Kitano : 09:38