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2008年07月09日
7月7日 千駄ヶ谷「駒忠」
昨日は落合由利子さん宅でエプソンのスキャナーを借りてフィルムスキャン。相武台高校の写真を生徒さんたちに出来上がった教室のone dayと生徒たちのour faceを夏休み前に送るべくデータを作った。解像度を上げても案外早く良好なデータができた。これから頻繁に使うことになるのでいずれスキャナーを買い替えなければ。落合さんも写真展に向けてスキャンニングがんばって下さい。
夕方ニコンの田中昭史さんのパーティーに。田中さんには内野展で本当にお世話になりました。重鎮ばかりの集まりのなかで数少ない若手の中藤を見つける。帰ろうとする中藤を引き止めて、Kさん、M姉さんと千駄ヶ谷の駒忠で飲む。(無理矢理さそってごめん、中藤)
本日はインドの支度をしつつコの字原稿と請求書、納品など。それと娘の昆虫採集に付き合う。いつも海外出張は荷物との戦いだけど、今回はour faceなので機材が少なくて済みそう。4×5でカルカッタの雑踏のone dayなど撮りたいけど、今回は無理しないでおく。まだインドで撮るイメージがぜんぜんわかない。たぶんこれは今までと一緒の不安だ。海外でour faceを撮ることが不安なのではなく、結局僕は人が怖いのだ。そこはこれからもかわらないのだろう。これまで〈共犯者的視座〉などと呼んでこの写真で見ようとしてきたことや考えてきたことが、価値観の違う人たちとであってどう通じたり否定されるのか、そこのところが気になるし楽しみでもある。この仕事は、世のため世界のために自分がやらなくてどうする、という気持ち。とにかく現場にいけばなんとかなるでしょう。というかなんとかしないと。
それにしても旅に出る気持ちも緊張感も若いときとずいぶん違うものだなあ。
本当はこのサイトもリニューアルして地図とブログを連動して、いま海外のどこでどうゆう人たちの肖像を撮っているのかリアルタイムでアップして、近くの国からアクセスもらった人に会いに行って撮って、出来上がった写真をアップして、・・って感じのインタラクティブなネット+撮影プロジェクトに展開したいのだが、これまた今後の課題。サイトは年内にリニューアルしたい。何しろずうっと続くのだ。
投稿者 Ken Kitano : 09:33
7月3日 「この写真がすごい」大竹昭子編/著
大竹昭子氏編/著 「この写真がすごい」朝日出版社が届いた。
帯より
プロ・アマ問わず、3歳から90歳まで、本や雑誌、展覧会、ポスターからインターネットまで、思わず立ち止まってしまう100の瞬間。
100の写真それぞれにつけられたテキストがつけられている。
どんな本になるのかなー、と思っていた。
パラパラと見るつもりが、いつまでも頁をめくってしまった。
写真への引き出しがたくさんあって、かろやかで痛快だけど、
その先の奥行きもそれぞれ感じてしまう。
何より僕には量と質の拮抗が心地よかったです。
投稿者 Ken Kitano : 08:16